マルチモーダルで中〜高強度の運動がよい

 

がんの告知があった後、たいていの人は激しい運動など思いも寄らないのではないでしょうか?

運動してよいのだろうかとも思うかもしれません。

 

がんの治療が終わった後、何か運動をと思ってネットで検索すると、ヨガが見つかることが多いです。

または、椅子に座って行う軽い運動も見つかります。

どのような運動が効果的なのでしょうか?

 


ニュートン教授から教えていただいたがんの運動療法に関する資料には以下のように書かれていました。

ほとんどの場合は、マルチモーダルで中〜高強度の運動がよい


※マルチモーダル=筋トレや有酸素運動、ストレッチ、インターバル運動などをまぜた運動のこと
これらの運動に関してはアメリカやオーストラリア、ヨーロッパではすでにガイドライン化されています。

参考: The Exercise and Sports Science Australia position statement: Exercise medicine in cancer management(Review)
ニュートン教授からご紹介いただいた資料。がんに対する運動の効果のエビデンス等について書かれています。
New international exercise guidelines for cancer survivors (The University of British Columbia/カナダ)
癌と運動に関して、乳がん、結腸がん、前立腺がんの生存率向上、およびがん治療中・後の疲労、不安、抑うつ、身体機能、生活の質を改善し、リンパ浮腫を悪化させない、運動をがんの標準治療に統合する研究を継続すると説明があります。